ひまつぶし

気になることを統一感なく

テレホーダイ知ってますか?

そこの若者よ。今この記事をどんな時間でもどこでも見れることに感謝するのだ。なんて良い時代なんだ。今自分たちがどれだけ幸せな環境にいるのかを知ってもらうために、これからおじさんがインターネット常時接続だのスマホだのなかったころのインターネットとの付き合い方を語る。

 

パソコン通信とか言ってもわからなすぎるからインターネットの話しからしようか。そうあれは1995年。インターネットの世界に革命が起きた。Windows 95の登場である。Windows 3.1から使い勝手が格段によくなって初心者が気軽に使えるものになり、日本では発売のときはお祭り騒ぎになった。あまりのフィーバーぶりにパソコンを持っていない人もWindows 95を買い求めてしまう勢いだった。並んでるからつい…みたいなノリだ。それだけお祭り騒ぎだったのだ。

 

同年、NTTは23時から翌日の8時までの間、月額定額で2回線まで固定回線を使い放題のサービス「テレホーダイ」を開始。

 

若者よ。ピンとこないだろうwこのテレボーダイというサービスが始まるまでは、ネットに繋ぐには従量課金しかなかったのだよ。繋げばつなぐほどお金がかかる。そういう時代があったのだよ。そこにこの「テレホーダイ」の登場で23時からならどんだけ繋いでも定額だよぉなんていう革新的なサービスが出てきたもんだから、定額になる回線をプロバイダーの番号にして、23時になったらインターネット接続という時代がきたのだ。もちろん夜更かし確定なのである。

 

SNSなどもなくインターネットでの会話はチャットが全盛だった。ほかにもメッセンジャーやICQなどもあったが、知らない人と会話出来るという面ではチャットがSNSに近いのかもしれない。なんせチャットが楽しかった。チャットするにはパソコンしかなく、しかも23時から。だから23時は回線が混み混みで快適になるのは深夜だった。

 

今の友人関係はこのころのチャット仲間が多い。それだけのめりこんで楽しんでいたのかもしれない。時間に制約がある分、集中して楽しんだのかもしれない。いつでもつながれる今はすごいけど、このころもこれはこれでよかったのかもしれない。

 

動画などを楽しめる回線の太さなどなく、テキストがメインの世界。2000年代になるとADSLなどが出たがそれまではISDN。体感で適当な数字だけど、わかりやすく説明すると、5分くらいの曲をDLしようとするとISDNなら20分から30分。ADSLなら2分から3分。光なら一瞬。それくらいの違いがあった。

 

なんでこんなこと書いてるかというと、先日その頃チャットを楽しんでいたやつらのLINEグループに招待されて、あまりにも懐かしかったので、つい振り返ってしまったのだ。文句あるか。君らにもいつの日か「スマホとかでLINEしてたよね~懐かしい~」と電脳でおしゃべりしながら懐かしむ時代がくるかもしれないよ。