ひまつぶし

気になることを統一感なく

ナイスですね。の村西とおるはものすごく器のデカイ人間だった。

村西とおる。お世話になった中高年は多いはず。スーツ姿に下半身はブリーフという正装でおなじみ。今のAVの基本を作った人と言っても過言ではない方です。AVはモザイクが基本でしたから昔は擬似SEXが基本でした。それを本番にしたのはこの村西とおる。ハメ撮り。これも村西とおるによる革命でした。他にも顔面シャワー、駅弁スタイルなど今では当たり前のようになっている事はこの村西とおるがいなければ起きなかったAV革命なのです。

 

村西とおるとは

一番有名な肩書きはアダルトビデオ監督である。自身も出演する形でハメ撮りというジャンルを作った。お金を儲けるためのAV監督業であり、本人曰く、「幼少期に稼ぎの悪い父親のDVなどの家庭環境で貧乏が諸悪の根源だと刻まれた。アダルトビデオにこだわっていたわけではないが、気付いたらパンツを脱いでいた」

 

監督の前も稼ぎまくり

インベーダーゲームが全盛期の頃ゲーム機の移動リース業として北海道の自衛隊の駐屯地をメインにまわり1年ほどで7億稼ぐ。ゲーム機の新作発表のため上京した際、ビニ本に出会い、それをきっかけにビニ本の制作、販売業に。

ビニ本とは

ビニ本(ビニぼん)とは、書店で陳列・販売する際にビニールの袋で包装し、店頭での立ち読み防止のため内容が見られないようにしてある成人向け雑誌(いわゆるエロ本)。1970年代からその数が増加し、一般の書店やアダルト系に特化した専門書店で売られ、1980年代からはコンビニエンスストアアダルトショップにも販路を拡大した。現在では「ビニ本」はほぼ死語となっている。また、インターネットの普及により紙媒体の雑誌は種類、発行部数ともに少なくなっている。流通に乗せない裏本とは区別して扱うことが多い。

 ビニ本販売の北大神田書店グループを作り、45日で50店舗という脅威のスピードで拡大する。今ほどエロ本の入手がお手軽ではない時代、原価200円のビニ本は、10000円で飛ぶように売れたらしい。

 

北の人名録 (新潮文庫)

北の人名録 (新潮文庫)

 

 これに北大神田書店が登場するようです。

 

全盛期

最盛期は当時のAVのチャンピオンブランド「ダイヤモンド映像」のころ。そのころの最高年商は100億円。AV女優はスタジオの近くのマンションに全員住まわせ、毎日あっちへ行ったりそっちへ行ったりで撮影(ハーレム)していたらしい。その当時は5階建てヘリポート付きのクルーザーなどを所有し贅の極みを体現していた。個人資産は45億円。

 

伝説のAVロケ

凱旋門の前でとか、デンマークの歩行者天国でなど海外ロケなどもしていた村西とおる。その中でもハワイの上空でセスナに乗ってSEXするという企画が当時話題になった。

村西談

「戦後の混乱期に産まれ、父親の5人兄弟のうち3人は戦争で死んでいるんですね。母親の最愛の弟も特攻で死んでいます。なので鬼畜米英の想いがあるんですね。ですからハワイ上空でも真珠湾に向かってセスナを2機飛ばしましてね、おのおのでSEXしまして終わった後の処理したティッシュを空からババーンとばら撒いてそれを映像化するというわけです。ざまーみやがれ、とこちらはそういう想いなわけです。」

 

発想もスケールもぶっ飛びすぎですw

 

村西談

「そうしましたらですね、そのざまーみやがれがアメリカで評判になりましてね、大変ユニークな日本人がいると。こういう日本人は当分の間アメリカにいてもらった方がいいんじゃないかとなりまして…」

 

ハワイでFBIに逮捕されましたwwwそして懲役370年の刑www

(弁護士費用を1億円ほど使い半年で出てきました)

 

とにかく稼ぐ額も懲役も桁が違います。それを当たり前のように静かに語る村西節もすごいの一言です。とてもセンスを感じます。

 

村西帝国崩壊

三菱商事から持ちかけられた衛星放送事業の不振でダイヤモンド映像が倒産。約50億円の負債を抱える。毎月の返済額が8000万円のときも。いくつもの事業を立ち上げ返済をすることに。メインは海外向けの薄消しAVビデオ制作販売。

 

村西談

「毎月ですね7000万から8000万円返済しないと命があぶないよというところから借りていたものですから、毎日のように撮影しましてね、700本ほど作りましたかね。それで2年ほどで20億ほど返済しました。」

 

命があぶないところってw

 

「自己破産はしません。出来る方はした方がよろしいですが、わたしのルールとしてビジネスではご法度だと思っています。きちんと返すことでまた貸していただける」

 

50億の負債をきっちり返そうとする姿勢。すごいです。

 

「50億の借金は多いとは思いません。すぐに返せると思っていました。嫁に借金のことを話したら、運命に逆らわない生き方をしますから大丈夫ですよと言われました。」

 

嫁さんデカイ。こういう嫁だから村西も思い切り活動できるのかもしれません。

 

現在の借金残高3000万円。そんなに返したのかよ!と驚きです。この返済期間はかなりの苦労だったと思います。グッときたエピソードは家賃を半年ほど滞納していたときの大家さんとのやりとり。

 

村西談

「当時140戸程のマンションに住んでいたんですけど張り紙をされるわけです。金返せ、ペテン師、逃げるな。それが全戸に。それを夜中にはがしてまわる日々でしたね。ある日ね、子どもを幼稚園に送ろうと玄関を出ましたら大家さんが立っているわけです。こんなに滞納して子どもの幼稚園どころじゃないだろ家賃払えってね。その頃はわたし土下座癖がついてましたから速攻で土下座しましたら、子どもがパパ~って後頭部に手をのせるわけです。子どもはわけがわかっていませんからね。その感触がいまでも忘れられないですね」

 

これは想像したらきつい。ほかにもダムに連れて行かれて借金はもういいからここから飛んでくれないかと言われたり波乱万丈すぎます。

 

お金の価値観について

当時何十億も稼ぎ、女優の衣装を買うのに何千万も使ったり、ボーナスといって置いたら立つほどの金額を与えたりしていた村西とおるは当時を振り返ってこう言っています

 

村西談

「当時を知る知人に言わせるとわたしはお金を使っていたというかばら撒いていたんですね。ヒット作1本で1億とか稼いで、そんなあぶく銭をばら撒いても今思えば尊敬されていなかったし愛されていなかったし感謝などされていませんでしたね。時給900円とか1000円とか汗水垂らして働いた金でラーメン1杯おごってもらうほうがよっぽど感謝される。お金なんてものはそういうことで稼いだ金じゃないと尊敬もされないし感謝もされないと痛感してますね。例えば孫さんとかはわたしたちの何百倍何千倍と稼いでますけど何千倍も働いているかと言えばそうじゃない。人間なんてせいぜい2倍か3倍しか頑張れないですよ。ようは運がいいだけ。宝くじを当ててお金をもってる人を尊敬しないでしょ?」

 

なんだかはっとしました。お金は稼ぎたいけどやはり汗水垂らさないと。パチンコで買ったお金はいつのまにか無くなっているもんですよね。うちらの次元でいうとそういうことなんだと思います。

 

動画で観たい方はこちらからどうぞ

おれの文章は覚えてることを適当に書いているだけなので正確ではなくニュアンスを楽しんでもらえたらいいスタイルなので、興味を持った方は下の動画を観たほうがいいです。もう後半はAV監督の村西ではなく「人間村西」として観てしまいました。尊敬します。最後の〆のメッセージはほんと重みがあって感動しますよ。

youtu.be

 削除されることもあるからそんな時は「bazooka 村西」くらいでyoutube検索すると出てくるかもしれませんよ。

 

村西とおるのコワ〜いAV撮影現場の話 (宝島SUGOI文庫)

村西とおるのコワ〜いAV撮影現場の話 (宝島SUGOI文庫)

 

 

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