ひまつぶし

気になることを統一感なく

【アニメ】「蛍火の杜へ」のついでに「ボクは一度、死んだ。」の「 Colorful 」を観たんだ。

okuです。

昨日「蛍火の杜へ」という、とてもピュアな恋愛アニメを観た。

 

naitoujinexpress.hatenablog.com

 

たぶんこういう盛り上がりも何もなく淡々と物語が進んでもきちんとした感動を与えられるのは日本ならではなのではないかと思う。

 

とてもよい作品だった。おすすめ。

 

そして続けて今日は「 Colorful 」を観た。森絵都の小説『カラフル』が原作で第46回産経児童出版文化賞を受賞している。しっかりした原作背景。

 

こんな映画

youtu.be

 

ストーリー

「僕」は一度死んだはずだが、天使に「抽選にあたりました!」と言われ、生まれ変わり「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。そして、小林真として生活が始まるのだが、さまざまな困難が立ちはだかった。

wiki

 

みどころ

生まれ変わって「小林真」として人生を再挑戦する中で、どうして僕は「小林真」として生まれ変わったのだろうという疑問を持ちながら、「小林真」を演じる。再挑戦は修行の場であり、失敗だと判断された場合は、「僕」も「小林真」も本当にこの世から消えることになる。さまざまな困難の中、思春期の葛藤もあり、人生を諦めかけたりもするが、あることがきっかけで「小林真」はどんどん成長していく。この辺がみどころかもしれない。

 

感想

「小林真」は自殺でこの世を去った。そこに「僕」は乗り移る。一度は死んだと思われた「小林真」が息をふきかえす形で物語は進んでいく。

 

この小説が賞をとったのは1999年。この前の年は自殺者が急増したという社会背景がある。未成年の自殺が急増したわけではないが、世の中がバブル以降の企業倒産や経済の落ち込みで暗かった時代。「自殺」や「死ぬ」という題材で産経児童出版文化賞を受賞しているということは、この小説に生きることへの希望を見出して欲しいということなのかもしれないと思った。

 

ちょっとネタバレ感はあるが、ようするに「生きる」ことのすばらしさを感じられる作品。そして家族を想って泣ける作品。キーワードは「友だち」。

 

これは是非いろんなひとに観てほしい。

 

カラフル (文春文庫)

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おしまい。