読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひまつぶし

気になることを統一感なく

肺気胸

どうもokuです。今日は昔話し。

 

肺気胸とは

むかーし昔、まだ若い頃「肺気胸」という病気になったんだけど、急に思い出したからどんなんだったか書いておこう。

気胸(ききょう)とは肺から空気がもれて、胸腔(きょうくう)にたまっている状態をいいます。空気が漏れてたまっても、胸は肋骨があるために風船のように外側に膨らむことはできません。その代わり、肺が空気に押されて小さくなります。つまり、肺から空気がもれて、肺が小さくなった状況が気胸なのです。

 

肺って外壁と内壁みたいな構造で、内側の肺が縮んだり膨らんだりして息をしてるわけ。その内側の肺に穴があいて、空気が漏れて膨らまないのがこの病気。こんな感じ。

f:id:naitoujinexpress:20151026195448p:plain

なりやすい人の特徴

胸が薄いやせ型の若い男性が比較的多く発症します。おれの場合は先生にこう言われました。

 

「若い男の子で痩せてて、イケメンがなる病気なんだよ」

 

おれはなるほど。それなら仕方ない。と納得しました。

 

 

おれの場合

たしかに若いころになりました。20代前半。最初は右の肺だったかな?そして左もなって、また右もなって、何回か覚えてないけど、最後には両方いっぺんにw

 

応急処置

比較的軽症の場合は、放置して経過観察されるようですが、中等症や重度だと処置されます。おれの場合は中等症だったらしくまずは処置されました。

 

  1. まず簡易ベッドに横にされます。
  2. 看護師さん4~5人に押さえつけされます。
  3. わきの真ん中からちょっと上にあたりに麻酔をされます。
  4. そこにチョメチョメと切れ目を入れられます。
  5. 外壁側の肺に無理やりグリグリと管を押し込まれます(ここで看護婦さん活躍)
  6. 外壁に到達したら応急処置ほぼ完了。

 

この管は水が入った箱につながっていて、どうやら外壁側に漏れ出した空気を送り出す仕組みになっているようで、外壁の空気が排出されて空気が薄くなってくると自然に内側の萎んだ肺は広がっていくというシステムらしい。

 

この管を入れるのが、半端なく痛い。麻酔なんてのは表面を切るためだけのものだから、その下までグリグリと管を押し込まれて、内蔵まで達するんだから痛くないわけがない。看護師さんが押さえつけるわけです。イケメンになんてことすんだよ。

 

これはあくまで応急処置。問題の根本を解決するわけではないのです。でもこれで外の箱に空気がでなくなって安定したらとりあえず日常生活に戻れるのです。

 

この肺気胸というのは再発しやすいようなのです。案の定おれは何度も再発してしまいました。イケメンだから仕方ないんですけど。

 

※この管を通した状態でタバコを吸うと、管から煙が出てきて管に充満します。看護師さんにこっぴどく叱られるのでご注意ください。

 

何度もなると自分でわかる

再発を何度かしたものですから、もうおれなんかは病院に行かなくても「あ~またなったなぁ」とわかるようになっていました。ある日そんな状態の時に健康診断をしなくてはいけなくなり、(絶対レントゲンに写るわ~めんどくせ~)と思っていたら、やっぱりそうでした。お医者さんが気付く前に指さしたりして「あ~やっぱり。これ気胸ですよね」なんて言ったりして、再入院なわけです。

 

そしてまた看護師さんに押さえつけられ、こっぴどく叱られ、退院。これを数回。

 

最後は手術

応急処置もこれだけやると脇は傷だらけ。しかしまた再発したなぁと思って病院に行ったとき、その時はいつもと違いました。

 

先生「あ~両方あいてるわ」

おれ「え?」

先生「両方。全部。」

おれ「あ、はい・・・」

 

両方とか初めて体験。応急処置は両方いっぺんにやるのかな?とか思ってたら

 

先生「手術するから」

おれ「え?応急処置じゃないんですか?」

先生「いや今回は手術するよ」

おれ「それどれくらいかかります?仕事あまり休んでられないんです」

先生「片側2週間。様子見てもう片方だから1ヶ月半から2ヶ月ってとこかな」

おれ「えーそんなに休めない。応急処置でなんとかなりません?」

先生「okuくん。あのね両方萎んでるの。」

おれ「はい・・・」

 

先生「ということはokuくんこのまま行ったら息出来なくなるから」

 

おれ「うっ・・・」

 

先生「手術ね」

おれ「はい。」

 

先生というのは賢いです。

 

でもちょっと食い下がる

おれ「どういう手術なんですか?」

先生「肋骨の下あたりをガバっと切って肺を治療して閉じて、それを両方だよ」

おれ「それなら先生」

先生「ん?」

 

おれ「真ん中からあけて両方いっぺんに手術出来ません?」

 

先生「え、出来ないことはないけど、術後キツイよ」

おれ「それでも1回なら入院短くなりますよね」

先生「そりゃそうだけど、つらいよ?」

おれ「出来るならそれでお願いしまーす」

 

で、1回で済ませることになりました。

 

手術

なんで手術するかというと、内側の肺が萎む原因を治すんです。そもそもなぜ肺が萎むのか。それは、内側の肺にブラと呼ばれる風船のような薄くなった部分が出来て、それが、なんらかの原因で割れて空気が漏れ出してしまうことで起きるんですね。だからそのブラを全部焼いて潰してしまうのがこの手術。おれの場合は、ほんと無数にあったらしく、全部焼くの大変だったよ~と言われました。

 

まず手術する前にいろいろ説明を受けます。一番覚えておかなくてはいけないのが、肺の手術なので術後は人工呼吸器をつけてるということ。自分で息をしていないのに勝手に息をしているので、これを覚えておかないとパニックになります。

 

手術室に入ってなんのためなのかよくわからないけど動脈注射を腕にされます。静脈のように表面ではないので、針は斜めではなくまっすぐ腕に向かってきます。これがなかなかの痛み。

 

「あ、ずれた」

 

これを3回くらいやられて

 

「先生お願いします」

 

と先生にバトンタッチ。おまえ誰だったんだよ。

 

手術自体は全身麻酔なので気づいたら終わっています。

 

終わったら集中治療室にいます。ほんとに自分で息をしていないのに息をしている人工呼吸器のあの不思議な感覚。事前に説明がないとパニックになるのわかります。目覚めたのはいいのですがまだ動けません。指先がちょこっと動く程度。その指先の動きに気づいてくれ!とばかりに全力で看護師さんに目覚めたことをアピール。指しか動いていないので当然しばらく放置プレイ。

 

腕も動くようになってようやく気づいてもらえて、全部動くようになったころには

 

看護師「じゃあ病室に戻っていいですよ」

おれ「え?自分で?w」

看護師「動かないとダメですよ」

 

いや、そういうものなのか?と疑問に思いつつもなんとか病室に自力で到達。

 

肺の下の方に2本管が刺さっています。これは術後の血抜きのための管のようです。そしてこの管に数日悩まされることになります。

 

病室に戻ってベッドに横になろうとすると、その管が背中に当たって超痛い。寝そべることが出来ないんです。横を向いてもだめなんです。両方に管があるからどっちかがあたってしまう。両方いっぺんに手術してしまったのでこんなことに。

 

横になれないから座っているしかないわけですが、夜になってもその状態なので寝れないんですね。で、看護師さんに強力な睡眠薬をもらってウトウトするわけですが、痛みが勝ってやっぱり寝れない。これ数日。イケメンなのにです。

 

あとは治るまで入院して仕事復帰という流れなので割愛。

 

入院中に買ったマニュアルのパジェロに乗って帰ろうと思ったら、入院生活で筋肉が弱っていて、シフト操作が岩を押しているように重い。汗をかいてシフト操作して家に帰りました。入院ってほんといいことない。健康が一番ですよ!

 

おしまい!