ウェーイ
おじさんは思うのです。はてなブログがウェーイ一色なのは時代の流れなのだと。はてなブログが流行ってきているということなのだと。
ウェーイとは
仲間同士で盛り上がった時に発せられる若者言葉。単に軽い挨拶として、友人に会った時などにも用いられる。関連して「ウェーイ系」という表現が使われることがあり、集団になって騒ぐことを好む若者に対する軽蔑を込めた呼称などとして使われる。
サイバーメガネさん(バツイチ)の意見も気持ちもわかります。「美しいはてな」が始まったって良い表現。そして昔からいる人の意見、かな。面白いです。
さくら子さんの言いたい事もわかります。「はいはい、またか」みたいなね。それだけ色々なブログを読み漁っているんですね。はてなが好きなんでしょう。わかります。伝わります。
ヒトデさんがこういうことになるのも、なんかわかります。はっきり言われてないけど、「おまいがウェーイ代表なんだよ」的なこと言われたと思っちゃいますよね。
イノベーター理論で考えてみましょうか
イノベーター理論は、1962年にスタンフォード大学の社会学者であるエヴェリット・ロジャースによって提唱され、別名普及学とも言われる。特定様式が流行する過程において、その社会を構成するメンバーを分類したものである。
イノベーター(Innovators:革新者)
新しいものを進んで採用するグループ。彼らは、社会の価値が自分の価値観と相容れないものと考えている。全体の2.5%
アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)
社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断するグループ。オピニオンリーダーとなって他のメンバーに大きな影響力を発揮することがある。全体の13.5%。
アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)
ブリッジピープルとも呼ばれる。新しい様式の採用には比較的慎重なグループ。全体の34.0%。
レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
フォロワーズとも呼ばれる。新しい様式の採用には懐疑的で、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。全体の34.0%。
ラガード(Laggards:遅滞者)
最も保守的なグループ。世の中の動きに関心が薄く、流行が一般化するまで採用しない。全体の16.0%。中には、最後まで流行不採用を貫く者もいる。
簡単に言うと、新しいものが好きで、すぐに飛びつくやつがいて(イノベーター)、その流れを自ら察知して、おれも!おれも!となるやつが現れて(アーリーアダプター)、そいつらが楽しそうなのを見て、ちょっと試したくなるやつがいて(アーリーマジョリティ)、なんか世の中でこれが流行ってるみたいだぞ、と、後追いするやつがいて(レイトマジョリティ)、ふーん、あっそ。というやつが残りのやつ(ラガード)
例えば、サイバーバツイチさんが、イノベーターで、さくらひねくれ子さんが、アーリーアダプタで、ヒトデウェーイさんがアーリーマジョリティなのかなぁ、などと考えるわけです。
サイバーバさんは「そんなの書いていいのか?」的な万人には受け入れられないエントリーを量産してはてなを利用していた。そういうのを読んでいて、いつしかさくらもも子さんも自分で書くように。はてなは少しづつ拡大。そんな中「はてなおもしろそーじゃーん」と海洋生物ヒトデさんが参戦。ヒャッホー!たのしー!とブログ量産。
さくらっ子さんは「なんか違わね?」バツイチさんは「あーそれなんかわかる気もするわ」みたいな感じ。
キャズム理論でも考えてみましょうよ
利用者の行動様式に変化を強いるハイテク製品においては、個々のタイプの間にはクラック(断絶)があると主張した。その中でもとくにアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には「深く大きな溝」があるとし、これをキャズムと呼んだ。 またイノベーターとアーリーアダプターで構成される市場を初期市場、アーリーマジョリティ以降の市場をメインストリーム市場と区分した。
一般にアーリーアダプター層が積極的に新しい技術を採用するのに対して、アーリーマジョリティ層は安定や安心を重視する傾向がある。そのため市場の一部に過ぎないアーリーアダプター層が採用したところで、アーリーマジョリティ層の不安は解消しない。 つまり両者の要求が根本的に異なっており、キャズムを超えて初期市場からメインストリーム市場に移行するためには自社製品の普及段階に応じて、マーケティングアプローチを変える必要があると説いている。
ようはイノベーター理論で新しいものが好きな層の、イノベーターとアーリーアダプターと、それ以降の人間は、根本的な要求が違うのだと、そのように書いてます。
さっきの例で例えると、サイババさんと桜吹雪さんが思っているはてなブログと、ヒトデなしさんが思っているはてなブログは、根本的に違うのだということ。
それに伴って、提供側のはてなブログサイドも普及拡大に貢献するであろうアーリーマジョリティ(ヒトデンデンさん)寄りの考えになっていくのではないか。
ようは過渡期なんでしょうよ
2chだって昔は面白かったんですよ。くだらないものが沢山あって、それを探して、読んで、参加して。
たぶん今でもそういう面白いものは2chの中にもあるんです。でも探しにくい。それまでメインだったアーリーアダプターまでの人たちから、アーリーマジョリティに以降して、それまでの流れは少数派になってしまった。
「○○○した結果wwwwwwwwwwwwww」みたいなのに埋もれて見つけにくいんです。
でも2ch的にはアクセスを集めるのは「○○○した結果wwwwwwwwwwwwww」の方なわけで、それが上位表示する仕様になっていくのは自然の流れ。はてなも同じ。
まとめ
おじさんだからこういうのを見て、「昔からそういうのあるんだよ」とほのぼの見てしまうのです。こんなものは変化に対応したもの勝ちなんです。今の仕様の中で面白さを見つけるか、去るしかない。でも色々参考になった。勝手に言及してしまった方々ごめんなさいね。最後におれの意見を。
おれはこう思う。ウェーイが受け入れられないのは
平成になって昭和を懐かしむ中年に似ているよ